湖を望むロケーションにめぐまれた美術館です。
館内にはミュージアムショップがあり、ショップのみでもご利用いただけます。
ホームページリニューアルに伴い、現在
「富士山写真大賞」の過去の作品が閲覧できません。
準備が整い次第、公開いたします。
よろしくお願いいたします。
このたび、河口湖美術館では「讃歌・緑と水と太陽 櫻井孝美展」を開催いたします。埼玉県の田園地帯で生まれ育った櫻井孝美は、日本大学芸術学部卒業後、山梨県繊維工業試験場への就職を決め、富士吉田市で暮らすことになります。以来、今日まで57年間、富士の麓でそのエネルギーを全身に受け、日々描くことを続けています。櫻井が絵を描くことを始めたのは、遡ると小学1年生。図画の授業で先生に褒められたことがきっかけだったと言います。高校では「学校ではなく、むしろ美術部に通っていた」と言い切るほど、描くことが好きだった櫻井は、大学在学中はもちろん、就職後も描き続けました。
そして、1988年に文学の「芥川賞」にあたる「安井賞」を、家族の入浴風景を描いた『1986-1987夏』(東京国立近代美術館蔵)で受賞。入浴風景は「学生時代に学んだ裸婦像を、生活の中でも自然に表現できるという思いで描いた」と話しています。そして、人に対する愛情や興味と同じく、櫻井が限りない愛情と興味を持つ「富士山」。櫻井が描く富士山には、みる人の心を動かし勇気や元気を与えてくれる、不思議な力があるといっても過言ではないでしょう。
本展では、昨年傘寿を迎えた櫻井の61年間の画業をふり返りご紹介し、第1章では、大学時代から安井賞受賞前後の作品を、第2章では「富士に育てられた芸術」と評されるほど、日々の生活と一体化している「富士山」を描いた作品を中心に、約80点をご覧いただきます。また、遊び心が垣間見える屏風、掛け軸などの作品もご紹介いたします。
この機会にご高覧いただけましたら幸いです。
会期 | 2025年4月19日(土)~8月31日(日) 休館日 火曜日 *4/29(火・祝)、5/6(火・祝)は開館 |
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会場 | 河口湖美術館 |
開館時間 | 9時30分~17時(最終入館 16時30分) |
入館料 | 企画展 一般・大学生:800円 中学生・高校生:500円 小学生以下:無料 ※富士吉田市民は会期中は入館無料(住所がわかるものをお持ちください) |
主催 | 河口湖美術館/富士河口湖町/富士河口湖町教育委員会 |
後援 | 富士吉田市/富士吉田市教育委員会/富士吉田市文化協会/富士吉田文化振興協会/韮崎市/韮崎大村美術館/山梨日日新聞社 山梨放送/ テレビ山梨/(一社)富士河口湖町観光連盟/河口湖商工会/ケーブルテレビ河口湖/FMふじやま/富士河口湖町文化協会 |
~心に刻む瞬間~ 第25回富士山写真大賞展
2025.1.1(水・祝)~2025.4.13(日)
世界文化遺産「富士山」。その昔、人々は、噴火を繰り返す恐ろしくも神秘的なこの山を、信仰の対象として崇めてきました。また一方で、円錐形のシンメトリーな美しい姿は、画家や作家の心を惹きつけ、芸術の源泉、創作の対象となり、多くの芸術作品が生まれてきました。このたびの『~心に刻む瞬間~ 第25回 富士山写真大賞展』では、富士に魅せられた写真家が、さまざまな場所、さまざまな角度から、その美しさを捉えた作品50点を展示いたします。応募総数1167点。厳正な審査を経て入賞した作品を全倍サイズ(約60cm×80cm)でご覧いただきます。今まで出会ったことのない富士の姿がここにあります。本展が、みなさまの“心に刻まれる瞬間”となれば幸いです。
●同時開催
『冬のコレクション展』
特集展示 ― 歌川広重の富士 ―当館の所蔵品で構成する『冬のコレクション展』では、富士を描いた歌川広重の浮世絵25点を中心に、初公開作品 棟方志功の書「巣雲松」のほか、洋画、日本画など約100点を展示いたします。ぜひこの機会に、富士山写真大賞展と併せてご高覧ください。
秋のコレクション展「描かれた富士」
2024.10.5(土)~2024.12.23(月)
美しく雄大な『富士山』は、私たちにとってかけがえのない存在であり、日本を象徴する山として、世界中で知られています。
そのような『富士山』は、昔から、詩歌に詠まれ、絵画や版画などの芸術にあらわされてきました。
秋のコレクション展『描かれた富士』では、当館が所蔵する、古今のさまざまな作家によって描かれた、富士の姿を、洋画・日本画・版画・写真などでご覧いただきます。それぞれの作家の思いがこもった、約170点の作品をお楽しみください。
また、特集展示では、大正から昭和にかけて活躍した版画家 川瀬巴水にスポットを当て、詩情豊かに描かれた木版画24点を展示いたします。時を経てもなお色褪せることのない四季折々の風景誌。川瀬巴水の描いた富士の魅力をこの機会にご高覧いただけますと幸いです。
アートシティ富士五湖プロジェクト ― 日展の美 ―
2024.7.6(土)~2024.9.29(日)
富士山が世界遺産に登録されて10年の節目の年となる令和5年4月に、富士を仰ぐ自然豊かな富士河口湖町と日本最大級の総合美術展覧会を主催する公益社団法人日展は、山梨県が進める「富士五湖自然首都圏フォーラム」へ参画し、富士五湖地域のアートシティ実現を目指すことにしました。
この理想に向けた第一歩となる記念碑的な本展で、河口湖畔に一堂に会した日本最高レベルの作家の新作約100点(日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5部門各20点)を通して最新の芸術の息吹を体感してください。
●日展とは
1907年に開催された文部省美術展覧会(文展)を礎とし、時代の流れに沿って、「帝展」、「新文展」、そして「日展」と名称を変え、多様な変革を重ねながら、1958年には社団法人として独立し、民営化の道を歩み、常に日本の美術界をリードし続け、長い歴史を刻んできました。
毎年、秋に開催される日本美術展覧会(日展)は、日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5部門からなる日本最大規模の公募美術展覧会で、5つの部門を一度に鑑賞いただけるのも日展ならではの楽しさです。
富士の麓ならではのミュージアムショップ。
ポストカードはもちろん、写真や書籍など富士山にまつわるグッズが多数取り揃えてあります。企画展時には期間限定グッズがおすすめ。
美術館を見た後は、ゆっくりとお買い物を。
エントランスを入って東西に延びるギャラリ―。その奥に、高さ9メートルのガラスに囲まれた開放的な展望ラウンジがあります。春は桜や新緑、秋は紅葉など、季節ごとに表情を変える芝生広場と、豊かな自然に囲まれた河口湖の景色を一望できます。
展覧会鑑賞のあとのひと時を、ゆっくりとお過ごしください。
※現在カフェの営業は行っておりません。
河口湖美術館について | 河口湖美術館は1991年4月、河口湖の東北岸に、富士五湖地方で初めての公立美術館として開館しました。富士箱根伊豆国立公園の、富士山と湖のある恵まれた自然環境の中にある美術館です。 河口湖美術館は富士のふもとの美術館として、富士山を描いた絵画、版画、写真を中心に収集しています。 巨匠から若手作家まで、様々な富士を常設展として公開しています。 また常設展と並行して行っている企画展では、国内外の古代美術から現代美術まで、幅広い内容の展覧会を開催しています。 |
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入館料 | 【企画展】 一般・大学生:800円 中学生・高校生:500円 小学生以下:無料 【所蔵品展】 一般・大学生:500円 中学生・高校生:300円 小学生以下:無料 |
営業時間・休館日 | オフィシャルサイトの「お知らせ」からご確認ください。 |
所在地 | 〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3170 |
お問合せ | TEL.0555-73-8666 FAX.0555-76-7879 |