Exhibition

2008年度

追想

平成20年度後期 与 勇輝展

追想

2008.10.17(金)~2009.3.25(水)

去る6月14日から22日までブラジルのサンパウロにて与勇輝展が開催され、約20万人もの来場者がありました。
遠く離れた異国の地においても、人々の心に懐かしさや親しみを感じさせてくれる人形たち。
今回は初期の作品を含む約80体で構成。
11月20日に全国展との調整で第2展示室を入れ替えました。

○主な展示作品
「太郎君」「灰かぶり」「アラビアンナイト」「三人組の少年」「ローラ」「椿峠の合戦」「置屋のみね」「夏の思い出Ⅲ」

久松文雄原画展

平成20年度後期 併設企画展

久松文雄原画展

2008.10.3(金)~2009.3.25(水)

アニメ化もされてよく知られている「風のフジ丸」SUPER JETTER「スーパージェッター」「冒険ガボテン島」の原画を中心に憧れであったマンガの神様・手塚治虫氏自身に「僕よりも手塚的だ」と言わしめた逸話をもつ漫画家、久松文雄氏の半世紀に及ぶ画業の中から精選された原画と書籍を約30点展示。

◇久松文雄(ひさまつふみお)プロフィール◇
1943年
愛知県名古屋市生まれ。手塚治虫に憧れ、漫画家を志す
1958年
中学三年生の秋、描き下ろし単行本でデビュー
『スーパーライトの活躍 地球危うし!』(昌和漫画出版)
1961年
高校三年生の夏、「拳銃にかけろ」(『冒険王』)で雑誌デビュー
1964年
「風のフジ丸」を『ぼくら』で連載。アニメ化
1965年
「スーパージェッター」を『少年サンデー』で連載。アニメ化
1966年
「冒険ガボテン島」を『少年サンデー』で連載。アニメ化
1979年
数々の雑誌連載を経て、描き下ろし単行本『史記』を執筆
以後、中国歴史コミック『秦始皇帝』や歴史コミック『春日局』
『三夢伝』、入門書『マンガ超電導入門』『マンガ株式会社
「必勝」入門』等を描き下ろす
2000年
『諸葛孔明』を文庫本で描き下ろし
最近では『マンガ・日本の問題 外交編』(扶桑社・2006年)や『スーパージェッター・完全版』(マンガショップ・2007年)での中・短編の描き下ろしを手掛けている。

一心に

平成20年度前期 与 勇輝展

一心に

2008.3.29(土)~2008.10.15(水)

上目づかいでバイオリンの練習をする男の子、取っ組み合いの喧嘩をしているわんぱく坊主たち、お洒落に余念がない女の子など、夢中になっている子どもたちの作品を取り上げました。
「福丸大吉」と「五つのポエム・アイボリー」の初展示作品2点を含む約90体で構成。
5月に撮影とブラジルでの展覧会のため一部入れ替え。
9月19日に全国展との調整のため第2展示室を入れ替えて会期を2週間延長しました。

○主な展示作品
「レッスン」「闘シリーズ」「三面鏡」「ケン玉」「午後の乗客」「こんがり焼けた」「宴」

松本正彦切り絵展

平成20年度前期 併設企画展

松本正彦切り絵展

2008.3.29(土)~2008.10.10(金)

劇画のルーツとなる駒画を提唱し、漫画家として井戸端活躍した松本氏が晩年取り組んだ切り絵。
ほのぼのと心温まる家族や動物の作品約30点を展示。
7月に9点入れ替えました。

◇松本正彦(まつもとまさひこ)プロフィール◇
1934年
大阪市生まれ
1953年
「坊ちゃん先生」(東洋出版社)でデビュー
1954年
日の丸文庫「影」、セントラル文庫「街」創刊に参加
1955年
さいとうたかを、辰巳ヨシヒロと共同生活
1957年
劇画のルーツとなる「駒画」を提唱
1994年
1990年代よりシルクスクリーン、切り絵に目覚める
立川高島屋にて個展(以後個展多数)
2002年
「パンダラブー」復刊(青林工藝社)
2003年
ギャラリー悠玄にて最後の個展
2005年
永眠
2006年
ギャラリー214にて追悼個展
2008年
初の作品集「劇画のルーツを創った男」出版予定
(青林工藝社)

開催中の展覧会

現在開催している与 勇輝の作品